2026年1月27日第8回抄読会は、「パトリシア・ディーガン」のリカバリーストーリーを題材に行われました。患者の怒りや誇大的とも受け取られかねない発言は、「自分は何がしたかったのか」という、生きる希望に根ざしたエネルギーである可能性があると感じました。また、外側からは変化のない生活に見えたとしても、本人の内面ではさまざまな思いや考えが巡っている可能性が示唆されました。
さらに、リカバリーの転帰には人それぞれのタイミングがあり、つらい思いを抱えながらも試行錯誤を重ねたり、「おいしいカヌレに出会う」といった小さな挑戦を続けたりしていることを学びました。そうした紆余曲折の過程を見守ること自体が、支援につながる場合もあることに気づかされました。
一方で、リカバリーの考え方は、患者の成長を目標とする看護理論と通じる部分があると感じるとともに、支援が押し付けになってしまう可能性や、関わるタイミングを誤ることへの懸念も抱きました。
その人のリカバリーはその人の中ですでに起こっている可能性を考えながら、私達はどのような支援ができるか、次の会でみんなで考えていきましょう。
のぞみん
